-HOUSE of YAFUSO 2-  2世帯住宅

建築再認識

約45坪 2世帯住宅

親世帯 キッチン ダイニング リビング 浴室 トイレ 洗面室 和室 寝室 個室

子世帯 キッチン ダイニング リビング 浴室 トイレ 洗面室 洋室1、2(各室ロフト設置)

CONCEPT

 この住宅の計画が始まった頃は大幅な建築基準法改正直後で、特に構造は以前より耐久性・耐震が求められました。今までは意匠(設計)、構造、設備など各分野のスペシャリストが各設計を分担していましたが、設計士(意匠中心)にも構造など、より高度な専門知識が求められるだろうと、構造を中心に“建築とは何か ”をもう一度見つめ直す時期だと実感し、設計に入りました。
 まずは構造から入り、構造の基礎を再学習し、設計者自ら構造基礎計算をし、構造の理解力を高め、またこの時期は建材高騰などの影響があり建築費用も定まらなかったため、 変動可能なプラン計画も求められました。
 この住宅は二世帯(実際は三世帯)のため各世代への対応を心掛け、各部屋を年代に対応した空間を創り、いくつかの要素を取入れて計画を進めました。
 若い世代のはロフト、 家具の階段などを提案し、上部空間も利用できるようにし、親世帯は対面キッチンやリビングを間仕切壁など、 限られた空間でプライベートを確保できる可変空間を計画し、御婆ちゃん世帯は、親戚や知人などとの憩いの場となるように、外部縁側からリビングや杉の和室(竹の床の間) に行き来できるようにし、各世代に対応しました。
  この住宅から、建築をもう一度再認識し、次の時代の建築へスッテップアップを目指し計画しました。

2011/ 3/24 16:12

屋富祖の家2 写真

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屋富祖の家2 CG

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